くいしんぼうのゴンちゃんの読み聞かせ

2005年03月16日(水)

私には密かな夢があった。それは、自分の創った話を子供達に聞いて欲しいというものであった。
しかし、思う様な絵が描けないのと一度断られた事もあり自分の心の中に留めていた。
やっぱり、夢で終わるのかな・・・半ば諦め掛けた頃、ようやくチャンスが訪れた。
そう、密かな夢がどうしても諦められなかったのだ。
絵が描けないのなら子供達に描いて貰えば良い。表紙と裏表紙は、だんに描いて貰おう。
改めて話を読み、だんのイメージを聞いた。「イチゴの顔をした人間!」「ウォーッ!」「いいね、いいね。」
イチゴとゴンをかけたらしい(笑)。子供のアイディアやイメージにはいつも驚く。
そして、表紙裏表紙を描いて貰った。
表紙・・・いちドン、いちゴン、いちボン、いちコド(イチゴのこども)、いちあか(イチゴのあかちゃん)
裏表紙・・はしるゴンちゃん

話の中に出てくる胡桃、子供達は知らないかも。
よし、写真を持って行こう。それから実物も。あっ、割った胡桃を持って行ったらもっといいね。
前日2回程練習をして向かえた当日の読み聞かせ。簡単な自己紹介をして貰った後、バトンタッチ。

−−−ここから当日の読み聞かせ−−−

今日、読むお話は、「くいしんぼうのゴンちゃん」と言うお話です。それでは聞いて下さい。
おしまい。
 もう、おしまい? 早過ぎです(笑)。 読みたい方は上のリンクからどうぞ(^-^)。
ありがとうございました。パチパチパチ。

今、読んだお話の中に胡桃という物が出てきました。胡桃を知ってる人いますか?(挙手を求めると大勢の子供達が手を挙げた)
わー、結構知ってる人いるんですね。
オレ描けるよ。おー、ホント。そんな会話をしながら黒板に描いてくれた。
そうです。よく知ってますね。じゃー、胡桃の木は見た事あるかな?(挙手を求めると此処でも半数の子供達が手を挙げた)
あるー、幼稚園にあるよー。
そうですか、皆、何でもよく知ってますね。今日は皆があまり知らないかなと思って写真と胡桃を持ってきました。
これが胡桃の木です。これが胡桃が木になっている状態です。そしてこれが胡桃の実です。
でも、この胡桃の実は食べられません。この周りの部分を取り除くと、さっき黒板に描いてくれた胡桃の種が出てきます。
そして、さらにこの胡桃の種を割ると、こんな風に白い物が見えます。
この白い物が種子と言って、皆が食べているのは、この白い部分です。
パンやケーキ、胡桃パンとか胡桃ケーキなんかに使われていますね。
皆よく食べているんじゃないかなと思います。
この胡桃をまた何処かで見るかもしれないので、今日見たり聞いたりした事を頭の片隅に覚えておいて下さいね。

そして、今日はもう1つ、皆さんにお話があります。
今日読んだお話を皆さんに差し上げ様と思い、冊子を持ってきました。
このお話をめくると、絵はありません。皆が好きな様に好きな絵を描いて下さい。
先生が子供達を促し、順番に一列に並んで貰った。そして子供達に一人ずつ手渡し。
そして、先生が子供達を促し、それでは、今日読み聞かせに来てくれた、きぃちゃんにお礼を言いましょう。
起立、礼。ありがとうございました。こちらこそ、ありがとうございました。
終わった後、先生に胡桃のリースを見せると、これも是非見せましょうよ。そう言いながら子供達に話し始めた。
みんな注目。これを見て下さい。胡桃の殻で作ったリースだそうです。いいですね。
折角なので、リースと共に、胡桃を飾って、子供達に見せてあげて下さい。
それから写真は差し上げますので、良かったらこちらもお使い下さい。
それでは、本当に今日はありがとうございました。そして教室を退場。

今日の読み聞かせを聞きに来てくれた保護者の方が話し始めた。
今日はありがとうざいました。
こちらこそ今日はどうもありがとうございました。緊張したけど良い記念になりました。
全然、緊張してる様に見えなかったですよ。しかも、自分でお話を創っちゃうなんてすごいですね。
読むのがすごく上手でびっくりしました。子供が途中、先生って間違えて言ったのも頷けます。
そんな会話を楽しみながら、帰路に着いた。

−−−ここまで当日の読み聞かせ−−−

この読み聞かせは最初、事情があって私自身、読み聞かせが出来るか分からなかった。
クラスの先生かクラスのある保護者の方が、読むかもしれなかった。
でも、先生や保護者の方から、是非読んであげて下さい。と言う言葉にやる気が沸いて、その気になった。
と言っても半分はもう乗り気だったんだけど(苦笑)。
先生と保護者の方に連絡を取り、当日都合が付いた旨を伝えた。
すっごく緊張して頁をめくる時、手が震えてなかなか頁をめくれなかった時もあった。
読みながら子供達を見ると、真っ直ぐな瞳で真っ直ぐにお話を聞いてくれているのが、ひしひしと伝わってきた。
そんな子供達を見ている内に、いつの間にか自分の世界に入っているのが分かった。
いくつかの声を演じ分けながら、時には大きな声で、時には小さな声で、なりきって読んでいた。
子供達の前で、読み聞かせや胡桃の説明をして、先生になった気分ですごく満足した一日であった。

クラスの先生と子供達からの贈り物

2005年03月22日(火)

それから一週間後、クラスの先生と子供達から素敵な贈り物が届いた。
感想やイラストを描いた冊子が届いたのだ。
まさかそんな素敵な贈り物が届くとは思ってもいなかったので、びっくりしたと同時にすごく嬉しかった。

『くいしんぼうのゴンちゃん』をみんなにくれて、ありがとうございます。
くるみのしゃしんや、くるみのリースをわざわざつくってもってきてくれて、ありがとうございます。
これからも、よろしく、おねがいします。(ね。)

くいしんぼうのゴンちゃんの本をくれてありがとう。クルミがどのようにできてるか、どんなものなのかみたかった。
みる前にわくわくしてて、ほんものがみれるのか、またわくわくしてみたかった。
1ページのところが、おもしろかった。ほんとうにくいしんぼうで、ほんとうにおもしろかった。

「くいしんぼうのゴンちゃん」のお話しを読んでくれてありがとう。とても楽しかったです。
わざわざクルミのしゃしんやクルミのリース、クルミをわったものなどをもってきてくれてありがとう。

てづくりの本とはおもわないほど、うまくてびっくりしました。おはなしがうまいんですね。

くいしんぼうのごんちゃん、手作りですごいですね。みんなのために26まいい上ありがとうございます。
わざわざ、くるみのしゃしんとくるみとくるみのリースを作って、もってきてくれてありがとうございました。

ゴンちゃんの本ありがとうございました。

手づくりの話ありがとうございます。とても楽しかったです。

とってもお話し楽しかったです。
くるみの中みが、あんなになっているなんてびっくりしました。はじめて見れてとってもうれしかったです。
お話しの中のゴンちゃんが空中にうかんじゃうところがおもしろかったです。
ほかにも、ゴンちゃんがくるみやキイチゴをとりに行ったりするところがかわいかったです。
ほかには、空中にうかんで、かみなりさまに、かみなりさまが刀をゴンちゃんのおなかがわれて、おちちゃったところがよかったです。
ほかにもありました。とってもおもしろかったです。

今日お話わざわざ、お話やくるみのしゃしん、またくるみをわざわざもってきてくれてありがとうございました。

わざわざ、きてくれてありがとうございます。読んでくれてありがとうございます。
くるみの木やくるみがなってるところまでありがとう。みんなのためにつくってくれてありがとう。

わざわざ、みんなのぶんまで、やってきてくれてありがとうございました。とてもたのしかったです。

きてくれて、ありがとうございます。本を作るのはすごいと思います。
クルミとかをもってきてくれてありがとうございます。

くいしんぼうのゴンちゃん、すごくおもしろかったです。本ありがとうございます。

今日、朝読み聞かせをしてくれて、ありがとうございます。
わざわざ、クルミのしゃしんなどを見せてくれてありがとうございます。
手づくりの本を読んでくれて、しかも手づくりの本をプレゼントもしてくれて、ありがとうございました。

「くいしんぼうのゴンちゃん」はとてもたのしかったです。ついでに本まで、ありがとうございました。

おもしろい本をありがとうございます。いっぱいページあったからたいへんですよね。

きょうは、いそがしいのに、きてくれてありがとうございます。
しかもいんさつをして、みんなにあげて、えをかかせてくれました。これからもがんばってください。

(くいしんぼうのゴンちゃん)のおはなしがとてもたのしかったです。くるみとかもおもしろかったです。

くいしんぼうのごんちゃんの本ありがとうございました。

作ってくれてありがとう。みんなにくれてありがとう。

くるみのてづくりリースやくるみのしゃしんなどをみせてくれてありがとう。ぜんぶよかったです。
わざわざ、きてくれて、ありがとう。

本をつくってくれてありがとうございます。とても楽しかったです。
クルミのしゃしんを見せてくれてありがとうございます。クルミのリースきれいです。

本をよんでくれてありがとう。わざわざきてくれてありがとう。

今朝は、わざわざいそがしいのに、どうもありがとうございました。
てづくりで、あんなのがつくれるとは、とてもおもえませんでした。どうもありがとうございました。


今日は、子供たちに読み聞かせをして下さり、また、本のプレゼントやくるみの実物をご用意下さり、ありがとうございます。
しかも、読むのがお上手で、給食の時に、「かみなりおにのところ、上手だった。」と言いにきました。
私も大きくうなずきました。読んでいる途中も、目があうとニッコリ、とびきりの笑顔を見せてくれました。
みんな、いただいた本に楽しそうに絵をかいていましたから、お話を楽しめていたと思います。
子どもたちの絵をお見せできないのが残念なくらいです。本当に、ありがとうございます!

PS.子どもたちが、「キレイだねー。」と言っていました。それから、写真もいただきまして、ありがとうございます。


キレイなんて言われることが全く無い私。子供達が言ってくれただけでも嬉しくてニコニコしちゃいました。
一生の宝物を本当にありがとう。
そして、夢を追いかけている方。諦めらず夢を叶えて下さいね。かけがえのない宝物と出会えることを祈っています(^-^)。

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