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ゴンちゃんは おうちに かえると すぐに クルミの からを わってなかから でてきた クルミの みを すりばちで すりおろして
クルミのスープを つくったんだ。
コン コン コンコン スリ スリ スリスリ
コトコト コトコト と いっしょうけんめいにね。
キイチゴは もちろん ジャム
シャーっと あらって さとうを まぜて
グツ グツ グツ
「こがさないように ゆっくり まぜなきゃね。」
「できた! うまく つくれたぞ。」
ゆうひが オレンジいろに そまったころ ジャムが ようやく できあがった。
てづくりの パンに キイチゴのジャムを ぬって クルミのスープを あたためて
「いっただきまーす!」
ゆうごはんを くちに した。
あら まあ なんて まんめんな えがおなこと。
ほら みて。
ゴンちゃんは たべているときが いちばん しあわせって かお してるでしょ。
こんなふうに はやしに いって キイチゴを とったり クルミを みつけたり。
そして ごはんを つくって たべて まんぞくそうに ねむる ひび。
そんな まいにちが ゴンちゃんに とっては しあわせなんだよね。