2004/07/19mon

2010/08/07sat
梅の花と実の写真をリンクから画面表示に変更しました。

2013/06/24mon
花梅の系統の緋梅(ひばい)系に大盃(オオサカズキ)と森の関(モリノセキ)の写真を追加しました。


梅の事を知ってもっと「梅通」になろう!  梅の雑学−梅の花や品種

梅干や梅酒を漬ける様になって、かれこれ5年以上が経過しました。
花や品種に興味を覚え、20種類近い梅の花を撮りましたが、段々細かい内容について知りたくなってきました。
そこで、図書館でパソコンを使って検索し、1冊の本、保育社発行のカラーブックス「梅百科」と出会いました。
まだまだ梅の知識に乏しかったんだと感じた瞬間でした。
でも、この本を通じて、また少し梅の知識を得る事が出来ました。折角なので、自分なりにまとめて見る事にしました。
夏休みの自由研究の様で学生に戻った気分でした。少しでも皆さんのお役に立てるのでしょうかねぇ〜。

↓ページ内リンク

梅の品種  実梅の栽培地  花梅の系統  花の大きさ  梅の花型  実梅の主な品種と特徴

梅の品種 学問的 まだ確立されていない
園芸的 果樹用栽培品種=実梅/約100種
観賞用栽培品種=花梅/約300種以上
実梅の栽培地 東北地方
関東地方
東北南部・北関東は、白加賀が圧倒的に多い
低温地帯である為、低温に適応する杏系品種が多い
小梅の栽培は、15%位
中部地方 山梨県・長野県は、梅の栽培面積の半分が小梅を占めている
近畿地方 和歌山県は日本の梅の生産量の40%を占めている
四国地方 徳島県を中心に、鶯宿・林州・甲州最小など、梅酒に使用する青梅が栽培されている
九州地方 梅の栽培を奨励し、大分県で増産されており、福岡県も古い歴史がある
花梅の系統野梅(やばい)系 ごく普通に見られる品種で、花は小さく、早咲きで、香りは高い
南高(左)・白加賀(真ん中)・甲州最小(右)は、この野梅系に分類される
南高(13KB) 白加賀(15KB) 甲州最小(24KB)
緋梅(ひばい)系野梅系が変化したもので、花は小さく、花は紅色が多い
白色でも枝の断面を切った時、赤色なら緋梅系に分類される
紅千鳥(左)・大盃(真ん中)・森の関(右)は、この緋梅系に分類される
紅千鳥(19KB) 大盃(16KB) 森の関(9KB)
豊後(ぶんご)系梅と杏の交配種で、花は大きく、遅咲きで、香りは少ない
豊後(左)・黒田(真ん中)・藤牡丹枝垂(右)は、この豊後系に分類される
豊後(13KB) 黒田(16KB) 藤牡丹枝垂(15KB)

花の大きさ 大大輪/直径
5cm以上
大輪/直径
3cm〜4cm
中輪/直径
2.5cm〜3cm
中小輪/直径
1.5cm〜2cm
小輪/直径
1.5cm以下
極小輪
大輪の1つの花弁位のもの
中輪・小輪が殆どだが、木の育ち方や老若により、同じ品種でも異なる事がある
梅の花型 普通5弁型
普通5弁型
離弁丸型
離弁丸型
合弁丸型
合弁丸型
普通離弁型
普通離弁型
緋梅型(桔梗咲き)
緋梅型
(桔梗咲き)
細弁5弁型
細弁5弁型
 
普通6弁型
普通6弁型
 
細弁采咲き型(細6弁梅)
細弁采咲き型
(細6弁梅)

実梅写真 実梅の主な品種と特徴 開花時期 平均果重
白加賀(26KB) 白加賀(しろかが)

日本で最も多く植えられている 樹勢は強健、枝梢は太く密生
白色
一重
大輪
3月上旬〜
3月下旬
25g前後
南高(13KB) 南高(なんこう)

和歌山県南部梅郷原産 耐寒性が強く、豊産性を満たしている
白色
一重
大輪
2月上旬〜
2月中旬
25g前後
花香実(14KB) 花香実(はなかみ)

自家結実性が比較的強い
桃紅色
八重
中輪
3月上旬〜
3月中旬
25g位
豊後(14KB) 豊後(ぶんご)

枝が太く、葉は大きく、古くから各地で栽培されている
鶴頂・肥後・越中・大平・増井・実成豊後などの地方名がある
淡紅色
一重・八重
大輪
3月中旬〜
3月下旬
30g位
写真なし 林州(りんしゅう)

奈良県吉野郡一帯で多く栽培されている
樹性は中で、樹姿はやや立つ性質がある
淡紅色
八重
中輪
2月下旬〜
3月中旬
20g位

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