2007富士登山−4

10.7合目富士一館出発(標高約2700m)

24時、いよいよ山小屋を出発して山頂に向かいます。
本当は23時頃に目が覚めて、登頂を断念しかけていたのですが、ギャング達が行く気満々。
ドジなきぃちゃんは懐中電灯を忘れてほんとアホです。○さんに声を掛けて頂き何とか懐中電灯を確保。
あぁ〜、懐中電灯が無ければもう登らずに済んだのに。断念と登頂の思いで葛藤しまくっていました。
この後、真っ暗な中とんでもない岩場を登る訳ですが、それが恐いのなんのって。
ギャング達は楽しいなんてぬかしてます。一体全体これの何処が楽しい訳よ。
きぃちゃんには全く理解できません。しかも先頭がこの私。ギャングに怪我でもあったら大変。大丈夫か。


11.7合5尺付近(標高約2800m)

この付近で運良くベテランのHさんにお会いしました。
この富士登山に声を掛けて下さったのがこのHさんで、足慣らしでも常に我が家を気に掛けて下さっていました。
この時、どれほど私達がホッとしたことか。頼りない大人両親二人にギャング達の方がずっと強く逞しかった。
すぐさま「一緒にお願いします。」と、むりくり我が家のお守り役を頼んでしまいましたが快く引き受けて下さいました。
ありがとうございます。


12.8合目付近(標高約3200m)

ベテランのHさんのアドバイスもあり、どうにかここまで登ることができました。
ギャング二人は、まだまだ行く気満々。でもデカギャングの方が何となく怪しい。
どうのこうの言っても一応母ですから。顔色が優れないのが分かります。登るのも勇気。下りるのも勇気。
あれほど行きたいと連発していたのですが私達の言葉に「諦める。」と一言。途端に悔し涙がこぼれます。
頑張り屋ではあるのですが余り長続きするタイプではなく、ここまで悔しがるとは思っても見ず。
しっかり成長しているんだな。と実感すると同時に娘の成長振りに感心しました。
そんな思いをよそにチビギャングだけは相変わらず元気ハツラツ。ベテランのHさんにチビギャングを託します。
やきとり家族の代表として一番の最年少チビギャングは登頂できるかな。
Hさんの言うことをよく聞いて、とにかく気を付けて行ってくるんだよ。そう言って一旦ここでお別れ。
デカギャング、店長、きぃちゃんは、富士一館の姉妹小屋である元祖室にお世話になることに。
御来光までの間、布団に入ると同時に爆睡。ほんの2時間、それはそれはすっきり眠ることができました。


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