梅の色は木に取り付けられていたプレートを元に掲載している為、実際の色と多少異なる場合があります。
蝋梅は、梅ではなく蝋梅科に属する事を、始めて知りました。でも、名前に梅が入っているので、蝋梅科として梅の索引に入れました。
梅の写真は個人的考えで、極力「色や形・雄支弁や雌支弁・花粉」の大きさが分かる様な掲載をしていますので、ご承知おき下さい。
色々調べていくと、李系梅で紅材性なんて系統もあり、何が正しいのか、よく分からなくなってきます。
分類方法には、諸説が色々と有るようですね。ここでは、プレートに記載されていた系統を元に分類しています。
先に作った、梅の雑学と少し被る所がありますが、どうか御了承下さいね。
- 野梅性(やばいしょう)
- 棘状の小枝が多い。葉は比較的小さく、毛が無い。花は白か淡紅が多く、香りが高い。果実は丸い。
南高(ナンコウ)、白加賀(シロカガ、シラカガ)、甲州最少(コウシュウサイショウ)など
- 難波性(なにわしょう)
- 枝は細く、棘状の小枝は少ない。葉は丸く、比較的遅咲きの花は香りが良い。
御所紅(ゴショベニ)、蓬莱(ホウライ)、難波紅(ナニワコウ)など ・・・どれも知らない梅
- 紅筆性(べにふでしょう)
- 花の蕾の先が紅く尖っている。
書屋の蝶(ショオクノチョウ)、八重海棠(ヤエカイドウ)、紅筆(ベニフデ)など
- 青軸性(あおじくしょう)
- 枝やガクは常に緑色で、花の蕾も緑白色。花も青白色。
月影(ツキカゲ)、緑萼枝垂(リョクガクシダレ)、月の桂(ツキノカツラ)など
- 紅梅性(こうばいしょう)
- 花色は明るい紅色。まれに白花もある。
森の関(モリノセキ)、東雲(ジノノメ)、萩野(ハギノ)など
- 緋梅性(ひばいしょう)
- 花は濃い紅色(緋色)。新梢は日焼けすると黒褐色となる。多くは樹勢が弱い。
緋梅(ヒバイ)、紅千鳥(ベニチドリ)、鹿児島紅(カゴシマコウ)など
- 唐梅性(とうばいしょう)
- 咲き始めの花は、桃色から紅色で、終り頃に白くなる。花は下向きで花柄は長いものが多い。
唐梅(トウバイ)、新平家(シンヘイケ)など
- 豊後性(ぶんごしょう)
- 杏との雑種性が強い。枝はやや太く、樹勢は強い。新梢が太く、日焼けすると茶褐色になる。葉は丸くて大きく、表面に毛がある。遅咲きの花は大輪で淡紅色が多い。
豊後(ブンゴ)、武蔵野(ムサシノ)、楊貴妃(ヨウキヒ)など
- 杏性(あんずしょう)
- 豊後性よりも枝が細く葉も小さい。新梢が細く、日焼けすると灰褐色になる。葉は小さく毛も無い。花は遅咲きで香りは低い。
一の谷(イチノタニ)、緋の袴(ヒノハカマ)、記念(キネン)など ・・・どれも知らない梅