野梅系/品種別一覧
野梅系/種類別一覧(花・実・木・蕾)はこちらからどうぞ(^-^)/
←2014/01/28tue New 6種類の梅
所見
全体的に雄蕊・雌蕊ともに長く、雄蕊の先の花粉(葯と言う)が大きい梅も多い。
野梅性の萼は紅色。青軸性の萼は薄緑色。など
一例だが萼や蕊の根元部分の色で性を見分けられることが分かった。
野梅の梅は白色が多く、その分香り豊かで昆虫を惹きつけて受粉しているのだろう‡(^-^)。
野梅系は花だけでなく実梅としても楽しめるので様々な角度から梅を愛でると良いと感じた。
系統 | 品種名 | 木 | 蕾 | 花 | 実 | |
野梅系/一重 | 稲積 イナズミ 萼は中央が紅で外側が薄緑でまん丸とした蕾。 花弁は薄くてふんわりとしている。 |
|||||
鶯宿梅 オウシュクバイ 先が尖った蕾で花弁は薄桃色。花弁の先は少し丸まっている。 |
||||||
2013 鶯宿梅(オウシュクバイ) 熟すと綺麗なオレンジ色になる。甘くてフルーティな香りがする。 白加賀と相性が良く白加賀の受粉樹として植えられることの多い 自家結実性のある良質の品種 |
鶯宿梅の実 | 追熟中 | 土用干し | 出来上がり | ||
織姫 オリヒメ 蕊が全体に広がっており花粉が多い。 ホワイトの名に相応しい小輪の一重咲き。 実は小梅より大きく甲州最小に似ている。 |
||||||
玉英 ギョクエイ 蕾はクリーム色だが開花すると花弁は透明感がある。 実は固く縫合線も比較的くっきりしている。 |
||||||
雲の曙 クモノアケボノ 薄い透明感があり甲州最小と甲州野梅にやや似ているが 実際は淡桃色の一重咲きの中輪。 |
||||||
甲州最小 コウシュウサイショウ 紅色の萼に白く整った形の花弁。 大正6年(1917年)頃からの歴史。 |
||||||
2011 甲州最小(コウシュウサイショウ) 農商務省園芸試験場長の恩田鉄弥博士が奈良の旅館で発見。 田中論一郎博士が命名したとされているが原産地は不明。 |
甲州最小の実 | 梅愛中 | 漬込中 | 出来上がり | ||
甲州野梅 コウシュウヤバイ 甲州最小と同じく紅色の萼に白く整った形の花弁で蕾は丸型。 やや中輪で雌蕊の花糸が短いので茶花を思わせる。 |
||||||
紅冬至 コウトウジ 離弁丸型(花弁がくっついていない)。 花粉が大きく雄蕊・雌蕊ともに長い。 淡い桃色でやや囲い咲き。 |
||||||
小梅 コウメ 前に突き出した様な雄蕊で花粉が多い。 実は光沢があり陽にあたっている場所は紅い。 |
||||||
古城 コジロ 木や蕾・花を撮影できていないので特徴が掴めていない。 実は大ぶり。 |
||||||
小向 コムカイ 南高や白加賀に似ている。 雄蕊の先(花粉が入っている部分で葯(やく)という)は クリーム色に近い黄色。葯(やく)を支える花糸(かし)は白い。 |
||||||
白加賀 シロカガ 樹勢よく強健で見事な枝ぶり。花も全体に見事に咲くのが多い。 自家不結実性だが豊産性があり関東では多く栽培されている。 |
||||||
2010 白加賀梅(シロカガウメ)New 江戸時代からの歴史があるが来歴は不明。徳川時代 「加賀白梅」(かがしらうめ)と言う名前で親しまれていた。 |
白加賀梅の実 | 追熟中 | 漬込中 | 土用干し | 出来上がり | |
新茶青 シンチャセイ 萼は濃いクリーム色。肌色に近い。 蕊の根元部分は明るいオレンジ色をしている。 |
||||||
雪月花New セツゲッカ 濃淡のある紫がかった紅色の萼。蕊の根元部分は緑色。 青軸性であることが分かる。 |
||||||
玉梅New タマウメ 萼は新茶青と同じ濃いクリーム色。肌色に近い。 囲い咲き(花弁の先が丸まった咲き方)だからなのか 咲き始めの蕾は尖らず丸まったまま花が開いている。 |
||||||
中国緑萼New チュウゴクリョクガク 萼は褐茶っ色。固い蕾の状態では色が鮮やかな薄緑色。 |
||||||
朝鮮梅New チョウセンバイ 赤茶けた萼で枝先にたわわに蕾が付いている。 若木で背も低く枝ぶりは少ないが見応えある梅の印象。 |
月影New ツキカゲ 萼は薄い若草色に近い色。蕊の根元部分は鮮やかな山吹色。 雄蕊が四方八方に長く伸び とても存在感があり風格も感じる梅。 ・・・月影だからって事じゃなくホントにお世辞抜きでです(^-^;)。 |