2009年 十郎梅(じゅうろううめ)
曽我の梅林、曽我の生梅と言えば、十郎梅が有名だそうです。
薄皮で種が小さく果肉が厚い
神奈川県小田原市の産物
昭和35年(1960年)からの歴史
小田原市梅研究会の発足からスタート
曽我地域に自生してた梅の木を挿し木して育てられた
長年に渡り、品種の研究や生産技術の活動が続けられ、今に至る
名前の由来
穂坂隆一氏の梅研究グループによって生産された品種で由来は不明
2009年06月27日(土)
今年も、どうしようかと思いつつ、福沢総合選果場へ生梅を購入しに行きました。
昨年同様、東海道本線から大雄山鉄道を経由したのですが、選果場に着くと人の気配がありません。
ま・まさか、此処まで来て休み?電話もしないで来ちゃったのがバカだった?
そんなことを思いながら、事務所を覗くと薄光が。人も居ました。声を掛けると、やっぱり休みだったそうです。
にも関わらず、せっかく来て下さったのだからと、冷蔵庫から生梅の入ったコンテナを出してくれました。
親切丁寧な対応に感動しながら、お言葉に甘えて生梅を選び始めました。ありがとうございます(^-^)。
今年は、十郎梅20キロ・南高梅10キロほど。流石に持ち帰りはシンドイので(店長が:苦笑)、配送にしました。
選果場で直売される生梅は、キロ200円で、配送しても安いです。これは所謂、最近よく耳にする訳あり商品ですかね。
一部に傷があったり、少し黒ずみがあったり。でも、立派な生梅だって沢山あります。
慣れてくると、多少の傷でも漬けられるようになってくるので、そこは、許容範囲です。
帰り際、地元でしか販売されていないという、みかんジュースまで頂き、選果場を後にしました。
休みにも関わらず、親切丁寧な対応で、快く生梅を出して下さり、本当に有難う御座います(^-^)。
2009年06月29日(月)
配送した生梅が届きました。早速、生梅のヘタ取り作業に入ります。
水洗いをしたのですが、水が生梅に浸透している感じです。
皮の一部が丸く濡れている部分があり、それが少し気になる所です。
2009年07月04日(土)
気になりながらも手を出すことが出来ず、追熟6日目になってしまいました。
生梅の皮があちこちで茶色に変色してしまい、今日漬けに入らないと限界ですね。
塩分は例年10%〜15%位なのですが、少し気になるので17%程度にしました。
2009年07月11日(土)
漬け込み7日目。
おー、いい感じに白梅酢が上がっていますね。透明感もあり最高じゃないですか。
2009年07月12日(日)
近所の農家で購入した赤紫蘇の葉を茎からちぎって水洗いします。
4・5回水洗いして細かい砂を取り除きます。
生の状態で保存しておくと少しずつ色が抜けてしまうため
塩揉みして灰汁を取り除き、容器に入れて一時保存します。
2009年07月19日(日)
塩漬けした梅に赤紫蘇を入れます。
まんべんなく赤紫蘇を振り入れて、梅と交互に重ねて重石をして置いておきます。
2009年08月02日(日)
赤紫蘇を入れて約3週間。梅の色付き具合は、どうなっているでしょう。
おっ、やや薄めですけど丁度良い具合ですね。重石を少し軽めにして更に置いておきます。
2009年08月15日(土)
漬け込みから約1ヵ月。ようやく梅を干しました。
写真は干してから4日目。夜露に濡れてしっとり感も出て、OKですね。
今年の反省は、重石をし過ぎてしまったこと。十郎梅は水分豊富なので軽い重石でも十分漬かります。
なのに、例年より長い期間に渡り重石をしてしまい、ふっくら仕上げることが出来ませんでした(泣)。
例年より少し多めの塩分にしたのですが、あまりしょっぱい感は無かったので、それは良かったです。
ギャング達も喜んで食してくれていますが、今年の反省をバネにして、来年に向けたいと思います(^-^)。